花粉症のせいにしよう。

 先週、先々週はなかなか思うように更新できなかったのですが、何もかも全部、花粉症のせいにしてしまおうと思います(笑)。ようやく杉花粉のピークが過ぎ、今は桧の花粉が飛んでいるそうですが、私、桧は大丈夫みたいなのですよ。ようやくマスクも取れたし、鼻炎薬も飲まなくても平気になりました(わーい)。ただ、目の下に隈というか、荒れ荒れに荒れちゃってますが。でも、下手に化粧品が使えないのよねえ(これでも敏感肌なのです)。行きつけのサロンに相談するかなあ。

「ネバーランド (集英社文庫)」

 まさしく!

 久々に恩田さんでしたが、かなりヒットしましたね。最初は何が“ネバーランド”なんだ?とか思いつつ読んでましたが(だって、あまりにも悲惨なんだもん(笑))、読み終わったら納得できます。「まさしく!」ネバーランドなのですねえ。

 やっぱり恩田さんは学園モノが良いのかもしれません。でも、「六番目の小夜子 (新潮文庫)」はかなり拍子抜けしたんですけどね(笑)。「木曜組曲 (徳間文庫)」の方がよっぽど面白かったのですが。なんと言いましょうかね。“閉じた世界”がいいのかもしれません。それは単純に「ネバーランド (集英社文庫)」と「木曜組曲 (徳間文庫)」に限った言い方ですけど(笑)。

 ほとんど女の子が出てこないのもいい。男の子だけ4人。他には誰もいない古びた寮での1週間。で、ここに耽美な世界がないのが惜しいくらい(笑)。ちょっとあるけど、それだけじゃあ足りない。いや、別になくていいんですけど。

 “成長物語”とひと言で言ってしまえば言えてしまえます、確かに。でも、高校生の物語で成長しないものはないよね。それよりも、“後にも先にもない大切なこの一瞬”。この4人だからこそ体験できたこの時間。たぶん、誰もが持っている青春時代の宝物。

 そんな、大切な大切な物語でした。

4月14日分

 あんなに嫌な汗をかいたのに(笑)、一気に読み終わってしまいました。怒濤のような展開、素晴らしかったです。でも、やっぱりどきどきハラハラしっぱなしでしたねえ。

 読んでます。「シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫)」「シャーロック・ホームズの帰還 (新潮文庫)」に比べると、ちょっと味気ない気がします。事件もあまり壮大なものはなく、かといって、あまりキレもよろしくない。シリーズものの宿命でしょうけれども。