9月9日〜13日分
『ifの迷宮』柄刀一(光文社文庫)
↑通勤のお供(読了)。
柄刀さんらしい作品、しかも“力作”(^-^)。宮部みゆきの解説がまた良いですね。言いたいことを全部言ってくれているし。うんうん。今回、遺伝子に関してちょっと進んだ近未来の話。悲しくて切ないこともたくさんあるけれど、でも、最後にちゃんと救いを残してくれる。いや、最後だけではなく、全編通してずーっと語りかけてくれていたような気がしますね、今回はとくに。優しさあふれる柄刀さんの作品がとても好きです(^-^)。が、光文社文庫。あの、著者近影はどうにかならんですか(^^;)。
『シャーロック・ホームズの思い出』コナン・ドイル(新潮文庫)
↑新通勤のお供。
ルパンを話題にしといて、ホームズを読んでいたりして(笑)。本作は“思い出”ということで、失敗した事件や若い頃の事件なんかを中心に、思い出が語られています。まだ途中ですが、印象深かった作品は「黄色い顔」。これは、御手洗の「数字錠」に通じるものがある。うん。ちょっと切なくて、でもホントは心の温まるお話です。