6月6日分

オンライン書店ビーケーワン:夜のピクニック

↑仕事のお供(読了)。ノスタルジーの神様。とかいわれてますが、もちろんそういう要素もあるのかもしれませんが、彼女の魅力はそれだけではないですよねえ。確かに、高校最後の一大行事を舞台に繰り広げられる、青春物語、といった趣なのですが、たかだた1泊2日を友人たちと過ごすだけの話が、こんなに楽しくて切ないものだとは、想像できないでしょうよ。恩田さんの手にかかると、高校時代がものすごく特別なモノだと改めて実感しますね。もっと、大事に過ごせば良かった、とか(笑)。

オンライン書店ビーケーワン:暁天の星

↑通勤のお供(読了)。連作短編だと思っていたのですが、そういう形式だったのは最初の1章だけ(笑)。まったくの長編でしたね(^^;)。法医学教室というと名取裕子の2時間サスペンスをちらっと思い出したりしましたが、もっと生々しい感じ。教授よりも助手や大学院生が活躍して、院生の幼なじみの刑事なんかも出てきて、よいコンビを見せてくれます。厳密にいうとミステリーじゃない部分もありますが(というか、あの終わり方ではミステリーとはいえない^^;)、でも、検死を通して得られた事実だけを元に、死因などを推理していく様子はやっぱりミステリー以外の何物でもありません。それが、「検屍官」シリーズのように仰々しくならないのは、扱う事案がとても身近なものだから。アメリカチックな事件ではなく、より身近な事故が多いのも特徴でしょうか。引き続きこのシリーズを読んでいきたいと思います。

オンライン書店ビーケーワン:怪盗ルパン 5

↑ベッドのお供(読了)。ルブランと劇作家の共著で、舞台用に書かれたものを、小説に書き直し、しかもイギリスで発表された作品だそうです。そのせいでしょうか、ちょっともったいぶりすぎ(笑)。それが裏目に出て、最初っから分かっちゃいましたもん。裏をかいて、こうかな、と思ったりもしましたが、やっぱりストレートにきましたね。まあ、子供向けですから(笑)。ビクトワールなんかが出てきて、ルパンの違った一面が見られるのは面白いかもしれません。そして、ここに登場した女性ソーニャは後の作品にもまた出てくるようです。

オンライン書店ビーケーワン:狐闇

↑ベッドのお供(読了)。すさまじかった! しかも、登場人物が豪華! こりゃないよね(笑)。クールビューティー助教授は出てくるは、のほほんとした古物商は出てくるは、三軒茶屋のビア・バーは出てくるは。これに屋上のうどんスタンドの婆ァなんかが出てきた日にゃあ(笑)。いや、嬉しい限りなのですが(^-^)。そんな最強キャラクターたちが挑むのが、幻の税所コレクションに関する謎。初っぱなから陶子さん、むちゃくちゃ窮地に立ってます。そんな陶子さんに感情移入しまくりで読みすすむと、とてもしんどい(笑)。先に、蓮杖那智シリーズで読んだあの件もちゃんと折り込まれ、とても贅沢な作品になってます。

オンライン書店ビーケーワン:七つの危険な真実

↑新通勤のお供。読み初めました。長編が続いたので、アンソロジーを(^-^)。宮部さんのは読んだはずなんだけど、まったく憶えてないなあ(^^;)。普段は読まない人の作品が読めるのが楽しみです。