３月23日分

• 「幻惑密室―神麻嗣子の超能力事件簿 (講談社文庫)」西澤保彦（講談社文庫）←通勤のお供（読了）。

　知らない超能力が出てきましたよ、ハイヒップ。そんな能力があるんですねえ。ここに記された“制限”というのは、きっと、小説世界に限られたことなんでしょうけど、そういった種類の（便利な、あるいは都合のいい（笑））超能力があるということにまず驚きました。ま、それは置いといて。そういった“条件”を上手く絡めた上で、しっかり本格なのが西澤さんの魅力。本当に真剣によく考えると、私でも謎解きができそうな気がしてきまいますもん。それほどキレイな論理が展開されてます。しかし、〈チョーモンイン〉シリーズはこれが第１作目だと思っていたら、この前に短編が１作あるそうな。それが「念力密室！」。ま、とりあえず発行順に読んでいきますけど。

• 「顔のない男 (文春文庫)」北森鴻（文春文庫）←新通勤のお供。

　読み始めました。「闇色のソプラノ」以前の作品らしいのですが、どういう風に転ぶか楽しみです。