「「「もっと、生きたい…」」」

 仕事のお供として読みました。…考えました(^^;)。

 あくまで、本を読まない子たちのための“お話”だな、と。それ以上では決してない。なんというか、コレを一般的な小説と並べて比べるのは、小説とレポートを比べるようなことで、まったく意味がない。ただ、コレがとてつもなく売れている、というところが少々気になります。

 書籍が売れることはとても喜ばしいことだけれども、コレを購入した人が小説を読む喜びを知って、ほかの小説などにも手を出すか、というと必ずしもそうではない。まず“ない”と言えるね。そういった、問題も孕んだ作品なんだなあ。ハッキリ言わせていただくと、この程度で感動できる人はどういう神経してるんだ?ということ(笑)。文学的な面白さは、皆無です。ただ、事実の羅列と感情の説明のみ。作者のメッセージは単なる押し付けだし。それに感動できちゃうほど素直、という風に解釈しておこう(笑)。逆にいうと、そういう人たちが本物の文学作品に触れたとき、とてつもない喜び&感動が味わえると思うのになあ。そこに期待。