「機動警察パトレイバー」

 はい。こちらも漫画です。少し前に会社の人と話して以来、ずっと読みたかったんですけど、昨日やっと引っ張り出しました。寝る直前に思い立ったので、全22巻のうちまだ半分しか読めてませんが、後藤さんがいい。とてもいい味出してます。

 レイバーの進化に伴って増加する“レイバー犯罪”に対処すべく、警視庁に設けられたレイバー隊。新設小隊のために集められたのは、“半端者”ばかりなのですが、彼ら、一筋縄ではいかない“半端者”なのですね。しかし、後藤さんのもとでいる限り、彼らはとてもいい仕事をするんです。

 以前、ロボットアニメをお茶の間に引きずり下ろしたような作品、と言った記憶があるのですが、それだけではなくて、とてもたくさんのテーマを内包していると思うのです。あ、これも前に書いたな(笑)。警察モノで、ヒーローモノで、もちろんロボットモノ。警察モノもヒーローモノもロボットモノも、どれも好きなんだけれども、でも、どの作品もこれほど引きつけはしなかったような気もしますね。そういうところを考えると、やっぱり“小技”かな(そこに行くのか自分(笑))。後藤さんのつぶやくひと言もそうだし、ちょこっと書き込まれた手書きの文字だったり、ひとコマだったり、的確にくすぐりますよね(笑)。そういう小技をちゃんと楽しめる大人になってから出会った、というのも大きいかもしれませんね。

 DVDが出てるんですよねえ。初期OVAシリーズに、劇場版が2作、TVシリーズに、新OVAシリーズ。…欲しいなあ。