“血”を感じた夏季休暇。
実家に帰っていた夏休み。ラッキーなことが度々あった、という話を昨日書きましたが、面白いことがもう1つあったので、書いておきます。
月曜日だったかな。母が仕事に出かけた際に、車の中でラジオを聴いていたそうです。いつも聴いている番組の中で映画「姑獲鳥の夏」を紹介していた、という話をしてくれました。
母「なんか言うてたわ」 私「古書店主で、武蔵野晴明社の神主で、憑き物落としもやる“京極堂”という人が探偵役なんよね」 母「そうそう。憑き物落とし」 私「そもそも“姑獲鳥(こかくちょう)”と“うぶめ”は別の妖怪でな。 (妖怪の説明は省略) 20カ月も妊娠している人がいる、というところから始まって…」 母「そうそう。妊娠20カ月。原田知世が2役やってて、ネタバレになるから詳しくは言えん、言うてたわ」 私「うん、まあね」 母「でも、原作を先に読んどいた方がええよ、って言うてたよ」 私「だから水曜日に映画を見に行こうと思てたのに、東京に帰れんようになったんやん(笑)。 本はたぶん、部屋のどっかにあるわ。読む? 厚いけど」 母「無理」
とまあ、そんな感じの話をしながらぼーっとテレビを見ていたら、なんと「爆笑問題のススメ」に京極夏彦がっ! そこできっちり「“姑獲鳥(こかくちょう)”と“うぶめ”の違い」を話してました(笑)。
ま、そんな“偶然!”なんていうほどのもんでもないんですけどね、タイムリーだから。
でも、なんていうか、父と母と妹と、別々に時間もバラバラに話してるのに、結局みんな同じことを言ってたりするんだよね。しかも、言葉を尽くさなくても、言いたいことはだいたい分かる(^-^)。社会に出ると、同じ言語(日本語。しかも標準語(笑))を話しているとは思えないほど相手の言っていることが分からなかったり、どんなに言葉を尽くしても(尽くせば尽くすだけ)理解してもらえなかったりするのにね。
こういうとき、血が繋がってるってのはこういうことをいうのね、と実感します。