UCCの豆を使ったネルドリップが好きです。

 今日行った喫茶店には、ブレンドが3種類ありました。コクブレンド、香りブレンド、苦味ブレンド。風邪を引いていたにも関わらず、香りブレンドを選んでしまって後悔しました(笑)。

 昔、全国的にも有名だという喫茶店のマスターに話を聞いたことがありまして、そのとき、こんなことを教えてくれました。「ブレンドはそのお店の顔である」、と。

 ブレンドだから、読んで字の如く、いろんな豆を混ぜてあるんですね。ブラジルなどをベースに入れると苦味が強くなり、モカなどをベースに入れると酸味が強くなり、キリマンジャロなどをベースに入れると香りが強くなる、という感じでしょうか。基本的には、ブレンドする方の好みによるんですね。なので、チェーン店とかではなく、普通の喫茶店に行くと、お店ごとにブレンドコーヒーの味は違うのです。

 ブレンドだけではなく、ドリップの仕方によっても味は変わります。一般的なのはペーパードリップでしょうかね。使う紙の質などによって、若干味が変わる場合があるかもしれません。だから、無漂白のものが好まれたりしますよね。あと、よく見るのはサイフォンでしょうか。実は、私はその仕組みがよく分かりません(笑)。化学の実験でやったような記憶は遠い過去のもの…。フィルターがないのに、どうして豆が混入しないんだ?とか、そんなことを思ったりしてますが(^^;)。まあ、サイフォンで入れるとすっきりした味になりますね。薄い、というのではないけれど、スッキリ、サラッと、という感じでしょうか。あとは、ネルドリップ。ネルという布を使ったドリップ方式で、これがまたなんともまろやかな味になるわけですよ。最近はどこでも見かけませんけどねえ(喫茶店に入ると、まずどんな入れ方をするのかチェックしてたりします(笑)。イヤな客だな)。ほかには、大掛かりな機械を使って1日がかりで水から出すダッチ式というのもありますが、これはアイスコーヒーにしか使われません。雑味の少ないすっきりした味わいですね。

 コーヒーにはちょっとうるさかったりします(笑)。というかですね、私、おばあちゃんが入れてくれたコーヒーがいちばん好きなのですよ(^-^)。おばあちゃんは喫茶店をやっていて、UCCの豆をネルドリップで入れてました。それこそ幼稚園児のころからそのコーヒーを飲んでいたので、私の中でコーヒーというと、その味になるわけなのです。もう、随分前におばあちゃんは亡くなってしまったので、永遠に飲めなくなっちゃったんですけどね。

 それでも以前は、お気に入りの喫茶店というのがあったんですよ。今は、会社の近くに喫茶店がない。スターバックスは2件もあるのに。ドトールだってあるのに。むう。寂しいなあ。