5月14日〜16日分

 最後に泣いてしまった自分にびっくり(笑)。いや。あまりにも戸梶らしくない終わり方だったので。いや。最初っからずーっと戸梶節だったので、よもやこんな風に終わろうとは思いもしなかったのですよ。むちゃくちゃ良い作品のような気がします(笑)。

 現代を舞台に、ファンタジー色たっぷりに綴られるお話。実は、ちょっと苦手系(笑)。作者が海外で見たり感じててきたさまざまな“モノ”“事柄”を現代日本人に伝えようとしたらこんなお話になりました。という感じでしょうか。言いたいことは、たぶんこんなことなんだろうな、と想像できます。でも、終わり方があっけないよ。もうちょっと“味”を付けてほしかった。

 同じく、舞台は現代なのですが、気付くと何の違和感もなく異世界の住人になってしまっているような感じ。現実と非現実の境界線がとても曖昧で、それがとても気持ちいい。ま、“うさぎ”のおかげでもあると思われますが。これも同じようにファンタジー色の濃い作品ですが、楽しく読んでしまいました。何が違うか明確にはいえません。だからたぶん、うさぎのおかげ(笑)。

 読み始めました。第1巻から時間があきましたが、逆にこの手のものは、時間をあけてより“新鮮味”を覚えた方が良いかも(笑)。とか言うまでもなく、どれも切れ味良く、楽しんでます。