あなたもですか(うしし)。

 電車の中で“同士”を見つけたときほど、嬉しいものはないっすよねー。今朝は「亡国のイージス(上)」を読んでいる人を発見。勝手に憶測するに(いい迷惑だっての(笑))、映画化直前に「終戦のローレライ」を読んだところ、あまりにも面白かったので、次の映画の原作にも手を出した、というところでしょうか。たぶんその人は、そのまま乱歩賞受賞作「Twelve Y.O. (講談社文庫)」、「川の深さは (講談社文庫)」へと遡り、「戦国自衛隊1549」に至っては予約までしてしまうのではないかと想像するのです、ええ、勝手に(笑)。

 図書館の本は別にして、カバーをかけずに堂々と読んでるのって、ちょっとカッコいいなとか思うのです。私がブックカバーを使う理由としては、まあ、何を読んでいるのか知られるのが恥ずかしいという理由もありますが(とくにBLはね)、やっぱり本を傷めたくないからなのです。男性の鞄とは違って、女性の鞄、とくに私の鞄の中は物が多くて多くて(笑)。カバーしてても痛むときがあったりしますしね(^^;)。そんなこともあまり考えず、本来文庫についているカバーをそのままにして(取ってしまわず、その上からカバーもかけず)読んでいるのって、堂々としてていいな、と。

 で今日は、もう1人、何を読んでいるのか判明した人がいた(笑)。私はその人のちょうど斜め後ろに立っていたので、表紙などはうかがえなかったのですが、開いたページの左の肩に「○○○芦刈り」というタイトルが。会社に着いて早速調べてみると、「新装版 隠し剣孤影抄 (文春文庫)藤沢周平でございました(読んでいた作品は「悲運剣芦刈り」)。短編集で、その中の「隠し剣鬼ノ爪」は映画になりましたね。私も「たそがれ清兵衛 (新潮文庫)」を積んだままにしてあるんだよなあ。なんて思いながら、そろそろミステリーではない時代小説も読まないと、とか思いました。…新撰組関連が少しあるんですよね(笑)。