8月24日〜29日分

オンライン書店ビーケーワン:亜智一郎の恐慌亜智一郎の恐慌泡坂妻夫創元推理文庫
↑通勤のお供(読了)。
 時代モノということで、これまでの愛一郎のシリーズは趣を異にした、楽しい作品でした。でもやっぱり、智一郎さんも白目を剥くのね(笑)。江戸という時代はなかなか面白いようです。ミステリーじゃなくても、ちょっと時代モノを読んでみようかな、という気にさせてくれました。

オンライン書店ビーケーワン:恋バナ 赤恋バナ 赤』Yoshi(スターツ出版
↑仕事のお供(読了)。
 仕事なので仕方なくパラ読みしてたんですが、ハマってしまった(^^;)。何がどうってわけじゃないんだけどさ、なんか涙が出てしまったりして。むちゃくちゃ恥ずかしいんですけど。さすがに詩は読めませんでしたが(笑)、単純なストーリーが返っていいのかも。以前読んだのが恋愛モノではなかったので、余計にこの人は恋愛モノでなくてはダメなんだろうなと思いました。

オンライン書店ビーケーワン:恋バナ 青恋バナ 青』Yoshi(スターツ出版
↑仕事のお供(読了)。
 じらさない(じらせない?)ところが案外いいのかも。もったいぶらずに、ストレートに伝わるってのは、もしかしたら、あまり活字を読んでいない最近の若い方々には向いてるのかも。

オンライン書店ビーケーワン:孤宿の人 上孤宿の人(上)宮部みゆき新人物往来社
↑仕事のお供(読了)。
 自らの望んで仕事にした1冊(笑)。これはこれで、むちゃくちゃハマります。主人公の1人がほう、という女の子なのですが、やっぱり宮部は子供を描くのが上手い。もう1人の主人公も女の子で、こちらは17歳くらいだったか。そこに不器用なお侍さんやら、豪快な和尚さんやら、一生懸命前向きに生きる若いお医者さんだったりが加わって、それでものすごく切ない物語ができるんだからすごい。しかも、舞台は四国は讃岐の丸海藩(笑)。よくよく読んでみると、まったく架空の場所であることには違いないんだけど、丸亀藩が元になっていることは間違いない(あとがきにもあったしね)。その辺も楽しみながら読みました。

オンライン書店ビーケーワン:孤宿の人 下孤宿の人(下)宮部みゆき新人物往来社
↑仕事のお供(読了)。
 途中から涙が止まりませんでした。なんて切ないんでしょう。なんてほうは、純真なんでしょう。なんて丸海の自然は美しいんでしょう。何もかもが辛くて切なくてやりきれません。でも、ここでも最後に救いを残してくれてあるのがやっぱり宮部らしい。というか、これで救いがなかったら、もう絶対立ち直れない(笑)。秋の夜長にぴったりな1冊(上下巻だけど)。おかげで私は寝不足なのです(^^;)。

オンライン書店ビーケーワン:刺繍する少女刺繍する少女小川洋子(角川文庫)
↑新通勤のお供。
 読み始めました。初期のちょっぴり残酷な短編集。でも、思ったほど残酷ではないな(笑)。もっと後のほうが、味が出てくるんだね、この人は。